『多摩のあゆみ』で日野宿の歴史的建造物を紹介

『多摩のあゆみ』第142号(平成23年5月15日発行 たましん地域文化財団)に日野宿の洋館や古い蔵が紹介されています。

1点が、伊藤龍也氏による 「犬も歩けば.....『日野宿』」(連載洋風建築への誘い31)、もう1点が、酒井哲氏による「日野宿蔵模様」(建物雑草記26)です。

甲州街道に面した有山董家の旧日野銀行や土方家、 渡邉良勝家の蔵、そして、現在「ギャラリー&カフェ大屋」に使われている志村家の店蔵が紹介されています。 

渡辺良勝家
渡邉良勝家

その中なかの一つの渡邉家は屋号を「中村屋」といい、かつて米・味噌・塩・酒、日用品を販売していたそうで、現在も当時を偲ばせる徳利や調度品が大切に保存されています。

平成22(2010)年3月にはこの蔵が東京都歴史的建造物に指定されました。昨年の特別公開の折、筆者も見学させていただきましたが、蔵のなかは別世界。小窓から見る甲州街道の眺めはとても不思議な感じがしたものです。

町並みが刻一刻と変化していく昨今ですが、こうした建物が歴史的遺産としてこれからも大事にされるような社会を望みたいものです。

なお、6月にはこの 渡邉家 の蔵を始め日野宿内の蔵めぐりを開催予定です。

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